僕は工事現場で働いているという事もあって、
『安全』に対する意識が、普通の人よりもズバ抜けています。
危険予知能力が研ぎすまされているというか、
より敏感に、危険を察知することが出来ます。
危険に対するマインドが備わっているんですね(笑
タイトルには「一億円稼ぐマインド」と書いていますが、
実際に僕が一億稼いだ訳ではありません(苦笑
前回、『稼ぐマインド』なんてカッコつけた事言いましたが、
もう少し具体的にお話をしたいと思います。
先ほど、僕は「危険に対するマインドが備わっている」
とは言いましたが、昔からそうだったわけではありません。
現場デビュー当時は、ホント適当でどうしようもない状態でした。
上司から言われた事しかしないのはもちろん、
言われた事以外は自分から進んで行動しませんでした。
さらには、物を置いてはいけない安全通路にも、物を平気で置いたり、
自分達の作業の為に外した、作業用足場の手すりも放置、
使った資材もその場に放置したまま、ゴミも拾わない掃除しない。
他職の人が危険にさらされることもお構いなし。
こんな状態で毎日毎日上司に怒られていました。
今考えると、そりゃ怒られるわ!って思いますけど(笑
しかし、ある時から、変わったのです。
仕事に対する意識『マインド』というのが備わったんです。
自分の作業する足元は片付けて動きやすくするとか、
資材の整理整頓も当たり前のようにするなど。
もちろん、安全通路に物を置かなくなりましたし、
通路上に置いてある資材等は
自分から片付けたりするようになりました。
作業足場の手すりが外れていたら、
率先して復旧したり、誰かが落ちるような
明らかに危険な開口があれば、ふさいだりと。
さらには、他業者の職人が、高所作業をしているときに
命綱を使用してなければ、
『危ないから、ちゃんと安全帯使ってや〜』
なんて、声をかける程に(笑
ま、当たり前っちゃ〜当たり前の事かもしれませんけど。
仕事に対する意識が全然なってませんでした(笑
そんな現場デビュー当時の僕から比べたら、驚く程の変化で、
『お前どないしたんや!変なもんでも食うたんか〜』
ってよく、からかわれの、可愛がられるようになりました。
このように、意識が変わる事で、行動に変化が見られるようになり、
仕事を任されるようになったり、信頼されるようになります。
そうなると、仕事も楽しくなり、
自分の業種と関係のない作業のことや、
現場全体の流れを自分から知ろうとする事で、
仕事の深いところまでが見えるようになりました。
こうして、ただの作業員から
現場を任される作業員へと成長していったのです。
徐々に大きな現場を任される事で、自分たちの作業だけでなく、
他職への作業効率の影響なども考えなくてはいけなくなりました。
さらには、命に関わる危険な作業などもすることになり、
自分の判断一つで、仲間の命を危険にさらしてしまうことに。
ここで、
『意識』の段階から、『使命感』に変わります。
よく工事現場で、安全第一とうたっているのを
耳にしたり、目にしたりすると思いますが、
まさに、『仲間の安全を守るという使命感』にかられます。
一度、このような使命感が目覚めると、不思議な事に、
仕事全てに対しての意識が劇的に変わりました。
いつからか、仕事に対する自分の意識というレベルではなく、
自分が現場を動かしているという使命感をもつようになり、
行動だけでなく、思考そのものに変化が起こりました。
ウィリアム・ジェイムズという哲学者・心理学者の言葉に、
行動が変われば、習慣が変わる。
習慣が変われば、性格が変わる。
性格が変われば、人生が変わる。
というのがありますが、
まさにこれがマインドが備わる過程だと思います。
このマインドと言われるもの、
僕は意識や使命感と思っているんですが、
一度備わると、人生の全てに通ずるものがあり、
自分が生きていることに対しての全ての意識が変わります。
同じ働くにしても、
意識が全く違えば、見据える物も変わってきます。
年収一億以上稼ぐ方が、マインドが高ければ、
『コンビニのアルバイトでも年収一億になれる』
と、言っていましたが、確かにそうだなと思いました。
何も考えずに、ただ接客するだけでなく、
お店の商品の回転率や利益率なども意識するだけで、
吸収できることや視野は劇的に変わる事は言う間でもありません。
一億稼げるマインドを持つ人は
もっと次元の違う視点で物事を考えるのでしょう。
その為には、豊富な知識も必要となってきます。